2025/05/12(月)2025年2月7日〜3月17日の決算発表の所感,育児のため投資スタイル変更

※当ブログは著者個人の投資記録を掲載していますが、投資の助言あるいは投資の勧誘等を行うものではありません。当ブログに掲載される情報は個人的見解に基づくものであり、正確性・完全性・有用性を保証するものではありません。

近況(投資スタイル変更の経緯)

家事・育児・副業(個人Web開発)・会社テニス部の運営・株取引のルーティン(新聞を読む・経済雑誌を読む・経済番組を倍速で見る・適時開示資料を読む・決算書を読む・社長のインタビュー動画を見る)をこなすのに疲弊していました。

子どもが動き回るようになって離乳食も1日何回も食べるようになってからとりわけ家族全体で余裕を失っていて関係が危うくなってきて、家族会議の結果、個別株投資をやめて株取引のルーティンの大部分もやめて、育児(と本業・副業)に集中することになりました。

これまで、家族の要望通りのマンションを買うとなると1億円程度かかるため、よりいっそう株式投資を頑張らないとと必死になっていましたが、これまで何度も話してきた「身の丈に合っていない」ということを受け入れてもらいました。(全力で株式投資しないと1億円前後のマンションは買えないのでそれを支えてもらえないなら残念ながら諦めてもらわざるを得ません。ただ株式投資以外にも本業・副業(個人Web開発)があるので無理のない範囲で努力を継続したいと思います)

今後は新しく個別銘柄を買うことはよほど例外的な場合を除いてやめてインデックス投資家になって育児を支えていこうと思います。そんなわけで今後個別銘柄に対して取れる行動は、保有継続or売却の2択になりました。保有継続しても個別銘柄はやはり日々の値動きが気になりますので、会社の成長が怪しくなった銘柄は積極気味に売却を進めてインデックス投信に切り替えたいと思います。

ごく直近では、トランプ関税で世界的に株式がぐちゃぐちゃになって円高が進みました。株式と比べると関税の影響が少ないJ-REITは安定しています。

現況

長期目線で保有している個別銘柄はおそらく一時的であろう業績・KPIの減速が見られるものが多く、決算発表でそこそこ苦しい展開に陥りました。決算発表のピーク直後はどうも空売りされまくっているであろう銘柄が多く、指数に若干劣後していました。

1週間程度の短期トレードではプラスが上回っています。

トランプ関税で株価大幅下落のタイミングであまり円高や関税のマイナス影響のないグロース株を強めに買ったおかげで直近はややパフォーマンスが回復傾向です。

投信は、トランプ関税ショック前は米国株・日本株ともに割安感には乏しかったので積立を停止していました。J-REITは安いタイミングで積み立てて、プラス転換したところで積み立て停止しました。J-REITは安定して現状の5%前後の利回りが得られるなら最悪もう値上がらなくても許容範囲です。トランプ関税ショック後は、世界的に株式がぐちゃぐちゃになって円高が進み、海外投信が米国株に集中していることに危うさを感じたため、新興国や米国を除く先進国へも一定割合分散させて積立を再開することにしました。5月に近づいてかなり株式が回復してきて為替もやや円安気味になってきたので再度積立を停止しました。

自身と家計の口座の合算(メインの口座, 攻めの投資方針)

  • 年初来損益:ー3.9%(ー588,884円)
  • 年初来確定損益:+855,241円
  • 含み損益:+3,961,787.43円

(Kaihouファンドを含まず)

去年から持ち越した分を利益確定したので、年初来損益がマイナスでありつつ年初来確定損益がプラスになっています。

Kaihouファンドの口座

  • 取得金額:1,000,000円
  • 評価金額:992,601円

育児と個別株投資の両立は無理だと思って、トランプ関税での株価下落前に口座開設しました。やや投資タイミング悪く、高値づかみになっています。

未成年口座(サブの口座, やや守り寄りの投資方針)

生後間もなく子どもに証券口座を作って運用してもらっています。主に「児童手当」「018サポート(東京都の子育て支援金)」を子どもに贈与して運用してもらっています。贈与証明書を作成して非課税になるよう調整しています。

  • 年初来確定損益:228円(SBI・J-REITの分配金のみ)
  • 含み損益:+7,705.93円

分配金履歴はSBI証券なら https://site.sbisec.co.jp/account/assets/dividends で確認できます。

ポートフォリオ

自分と家計の口座の合算

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(Kaihouファンドを含まず)

SBI証券(自身のお金で運用)

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楽天証券(家計のお金で運用)

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未成年口座

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トランプ関税で株価調整が進んでかつ円高になってくれたので、新興国や米国を除く先進国へも一定割合分散させて積立を再開していました。「米国を除く先進国」(SBI・VEA)が日本株を含んでいるのでTOPIXの積み立ては停止してそちらを経由して日本株投資する形にしました。5月に近づいてかなり株式が回復してきて為替もやや円安気味になってきたので再度積立を停止しました。

株式・投信の年初来損益(未成年口座を除く)

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ピンク破線が円換算でのS&P500ですが、それを大きく上回っています。TOPIX比では米国株下落と円高の影響が大きく、数ポイントほど劣後しています。

株式・投信の年初来確定損益(未成年口座を除く)

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2025年02月07日〜03月17日の決算発表の個人的な所感

主に決算短信・決算説明資料・四半期報告書から読み取って記述しております。非常に限られた時間でまとめているので何か間違いが含まれることもあるかもしれませんがその際はコメントなどでこっそり教えていただければ幸いです。(そもそも読んでいる人いるのか問題がありますが)

02月07日 プレミアグループ 2025年03月期 3Q

主に中古車向けのファイナンスと故障保証。近年はオートモビリティ事業が急成長中。対前年同四半期比で増収増益。絶好調だった前Qよりは失速。

前年比較は決算説明資料が充実しているのですが、前四半期との比較は充実していないので独自に比較用の表を作成しました👇(「自分が分かれば良し」な表なので他人には見づらいと思います)

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主要KPIは2Qよりは減速したものの、決しては悪くはないという具合でしょうか。3Q単体のファイアンス事業の利益率が一気に低下したのは「おや?」と思いましたが、投資勉強会では以下のように説明されています。

  • 2Qから3Qで本業ではない一過性で売上・利益の数字が落ちているが心配無用
  • 2Qだけ1.6億円(保険履行収益)が発生している。3Qはそれがない
  • 子会社(債権回収会社)の2Qの非常な好調(金融資産の減損利得)から3Qで平常に戻った
  • これら2つ合わせて2億円くらい減っている。これらを考慮するとQonQでも増収増益

ソース:https://www.youtube.com/live/7WueZBdI_9w?si=hGXkEXxTT4I4wUei&t=1905

とのことなのでその言葉を信じたいと思います。引き続き保有継続の予定です。ちょっと前には珍しくシステム障害などの懸念事項も出してきたので本決算も引き続き数字を精査したいと思います。決算発表後は株価は下落。さすがに2Qがあまりにも良すぎた反動でしょう。

02月07日 IPS(4390) 2025年3月期 3Q

国際通信回線の提供、フィリピンでの光回線の提供・レーシック・予防医療、コールセンター事業者向けサービスなど。

対前年同四半期比で大幅増収増益。為替差益241百万円。国内通信事業・メディカル&ヘルスケア事業が共にポンコツ状態で、現状期待できるのは国際通信事業だけになりました。

Q単体比較用の表を作成すると以下の通りです:

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その他、3Qでは新規のIRU契約がまったくなかったということはないのですが大型のIRU契約はなかったとのこと。

そろそろアクセル踏んでいかないと中期経営計画目標の2026年末に法人ネット顧客数4500件は中々厳しそうでしょうか。ただ決算説明会動画の18分頃によると12月の開通が80件とのことなので今後の成長に期待したいです。引き続き保有継続の予定です。決算発表後は株価はほぼ横ばい。

02月10日 イー・ギャランティ 2025年3月期 3Q

売上債権に対する信用リスク保証サービスなど。対前年同四半期比で増収増益。一時期下がった保証債務もどうにか積み上がっています。リスクポートフォリオの見直しにより保証履行が抑制された結果、利益率向上。第4四半期も抑制傾向が継続する見込みとのこと。金利上昇や景気悪化で需要増が見込めるため長期目線で保有継続予定です。

02月12日 守谷輸送機工業 2025年3月期 3Q

主に荷物用エレベーターの製造・販売及び、その保守・修理。荷物用エレベーターにおいて国内シェア4割程度。対前年同四半期比で増収・大幅増益。

対前年同四半期比での「保守・修理」の受注の大幅増加に加えて、エレベーターの受注が爆増しました?!

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同時に株式の立会外分売も発表されましたが50,000株なので影響は軽微。決算発表後は株価がなぜか下がりました(何か見落としているものがあるか?)。決算発表前から空売りが入っているので株価操作されている感じはあります。同業他社比較でもいくら東証スタンダードとはいえ割安感がありますので新NISAで買い増ししておきました。

02月13日 FCE 2025年9月期 1Q

主にSaaS(作業自動化(RPA)ソフトとオンライン社員教育システム)。DX推進事業・教育研修事業ともに好調で対前年同四半期比で大幅増収増益。特に文句のない好決算でした。保有継続予定です。

02月13日 STIフードHD 2024年12月期 本決算

セブンイレブン向けのおいしい焼き魚,惣菜,おにぎり具材等。対前年同四半期比で増収増益。2025年12月期も増収増益予想。ただ4Q単体では大きく利益率が落ち込みました。決算説明資料によると「4Qにおいてカップデリの原材料に使われる生鮮野菜の価格が急上昇」とのこと。ここ最近は価格転嫁がずっとうまくいっていたので4Qはネガティブサプライズになったでしょうか。

決算説明動画によるとキュウリが非常に値上がってしまったようです。(https://agrine.jp/market.php?ctg=%E3%81%86%E3%82%8A%E9%A1%9E&itm=34100 によると、10月下旬〜11月中旬前まで平年より高かったことが確認できました。その後は平年とほぼ変わらないくらいで推移しています)

2025年12月期も増収増益とはいえ、増益率が低く次の成長のための踊り場と見られたせいか、そこまでやるかというくらいに売られました。優待を含めた利回りは4%を超えてかなり割安感が出てきました。売上の大半がセブンイレブン向けなので、ひょっとするとセブンイレブンがクシュタールに買収されて不採算店が閉鎖されることでも織り込み始めていたりしますかね? (新聞では買収提案受け入れに難色を示しており、自力での企業価値向上を目指すと書かれています。3/1の新聞記事ではクシュタールは日本での店舗閉鎖は計画していないと書かれています)

商品販売増や生産効率向上などの企業努力は見えますし、2025年12月期もトップラインは二桁増の予想ですので引き続き保有継続の予定です。おいしい優待缶詰も家族に好評で売りづらいですね。食料が簡単に手に入る時代がいつまで続くかも分からないので優待がある限り持っておきたい気持ちが強いです。

02月14日 Aiロボティクス 2025年3月期 3Q

主に自社AIシステム『SELL』によるスキンケア・美容家電等のD2Cブランド事業。対前年同四半期比で大幅増収増益。通期業績予想上方修正。

「4Qは来期以降の成長率及び社内目標達成を重視し、売上及び利益をコントロール予定」と説明されているので来期も自信ありそうですね。

定期会員数増やVC保有割合低下もポジティブ。直近はYunthの商品ラインナップ増に加えて、3月のドライヤー市場参加でどれだけ結果を出せるかに注目したいと思います。保有継続予定です。

03月14日 Macbee Planet 2025年4月期 3Q

技術と、独自に蓄積したデータを用いた成果報酬型LTVマーケティングを提供。対前年同四半期比で増収増益。2026年4月期からIFRS移行予定。IFRS移行後は「のれん」の定期償却がなくなります。利益率はクライアントMIXの影響で低下傾向。4Qも3Q対比で微減見通しとのこと。ただし、決算説明資料p.5 によると、来期の粗利は改善予定とのこと。分割払いの未収入金は

https://www.youtube.com/live/tGeR-Pzsnlw?si=xik_ARCGxzkciLpe&t=1846

で回収は問題ないとされています。

来期見通しも悪くなさそうなので持っておこうと考えていましたが、トランプ関税が想像を超えるもので、景気悪化が避けられなさそうに思えて、4月にアバントグループと入れ替える形で損切りしてしまいました。成長性はあるけどこの会社固有のリスクも高めなので難しいところです。

03月17日 ギフトHD 2025年10月期 1Q

主に家系ラーメン・二郎系ラーメン。対前年同四半期比で増収減益。四半期ベースでは売上高は過去最高。利益は、前年同四半期は価格改定を前もってしていたのに対して今期は価格改定がコスト上昇(キャベツ・米など)と同時のタイミングとなったため、減益となりました。

ポジティブ要素
  • 大幅な賃上げ等で退職率が大幅減(14.7% → 11.9%)
  • 1月に引き続き3月も値上げ
  • 直営店出店ほぼ目標分の賃貸借契約の締結完了
ネガティブ要素(3月の値上げで対応予定)
  • 原材料費上昇:米は高止まり、キャベツは落ち着く見通し
  • 人件費上昇:一過性ではないはず

例年1Qよりは2Qのほうが弱いので1月&3月の値上げを考慮しても2Qまでの利益が会社予想に届くかは厳しめに思えます。ただ値上げは受け入れられると思いますし、過去のダブルバガーと優待&配当で投資資金はほぼ回収しているので株価下落を受け止めて保有継続しようかと思います。

最近の主な売買

トランプ関税発表で株価大幅下落前の売買

今回の決算は長期目線の銘柄でダメージを負いましたが、比較的短期のトレードではプラスが上回る成果を出せました。

主な利益確定
  • 守谷輸送機工業:特定口座から新NISA口座に移動するために利益確定して+435,600円
  • Macbee Planet:令和のブラックマンデー時に買った家計用口座の1枚がそこそこ上がったので利益確定して+120,800円。去年一番苦しめられた銘柄でしたが今回の利益確定でこれまでの損失を全部返せました
  • IPS(4390):特定口座から新NISA口座に移動するために利益確定して+120,400円
  • 日水コン:道路陥没で上がっていましたが、まだ行けると思って乗って少し取れて+4,912円
  • 東洋炭素:決算発表後のリバウンドを狙い通り取れて+27,385円
  • ミマキエンジニアリング:インクがリカーリングビジネスであることを考えると安すぎんかと思って買って決算と控えめな上方修正で跳ねてくれて+64,969円
  • アンビスホールディングス:ホスピス四天王?の一角サンウェルズがやらかしましたが、アンビス社長が不正を批判する新聞記事を出している以上、こちらはグレーかホワイトであろうと思って決算発表をまたぎました。中々決算書が出てこなくて小便ちびりそうになりましたがかなり遅れて出てきました。1Qで中間利益の半分を超える内容が好感されて利益確定できて+55,250円
主な損切り
  • トランザクション:毎年1Qは強い数字を出してくるので円安でも商売がうまいので行けるかと思ったらそんなでもない業績で損切りしてー13,800円
  • エヌ・ピー・シー:伊勢化学工業の時みたいにビッグウェーブに乗れるんじゃないかと思ったらすぐ下落に転じて損切りしてー40,800円
  • エスペック:IMVが行けるなら行けるでしょと思ったらまったくそんなことはなく損切りしてー9,719円
  • DeNA:ポケモンの波に乗り切れず損切りしてー10,029円

トランプ関税発表で株価大幅下落後の主な売買

新規買い・買い増し
  • アバントグループ:Macbee Planet よりは景気の影響を受けづらいかと思って、それと入れ替えました。1563円 x 300株,加えて100株信用買い。
  • FCE:家計のお金はKaihouファンドにまとめておきたかったので家計の口座にある分を利益確定して自身の口座用に 447円 x 400株 買い増しました
  • ロボペイ:関税も円高も直接的なマイナス影響はないので 1809円 x 200株 で買いました
  • エラン:関税も円高もマイナス影響はないので 678円 x 600株 で買いました
主な利益確定
  • 日経平均ブル2倍上場投信+10,830円
  • FCE:家計の口座はKaihouファンドに任せたいので家計の口座にあった600株を利益確定して+7,800円
  • ロボペイ:暴落時に信用買いした分を利益確定して+19,078円
  • アバントグループ
    • 暴落時に信用買いした分を利益確定して+10,800円
    • 決算発表後のPTSで現物を全数利益確定して+42,600円
主な損切り
  • Macbee Planet:景気悪化したらそこまで強くはいられないかと思いアバントグループと入れ替える形で200株損切り。ー24,600円
投信積み立て

トランプ関税ショックで株価調整が進んでかつ円高になってくれたので、米国だけでなく、新興国や米国を除く先進国へも一定割合分散させて積立を再開しました。その後、5月に近づいてかなり株式が回復してきて為替もやや円安気味になってきたので積立を停止しました。