2014/11/16(日)小説を聴こう

ここ最近は小説(おもに青空文庫にある作品)を読み耽っていました。ドラマよりアニメのほうが好きですが、ラノベより普通の小説のほうが好きです。挿絵でイメージが固定されるのは好かないのです。挿絵がピッタリと本文にあっているならまだしも、脳内で構築したイメージをぶち壊すようなものなら超絶興ざめです。

それはさておき、アマゾンで『女生徒』と『雪の夜の話』の朗読CDを発見して買いました。

女生徒/ろまん燈籠 朗読CD付 (海王社文庫) 斜陽/雪の夜の話 朗読CD付 (海王社文庫)

『人間失格』の朗読CDもありますが、『人間失格』は1回読んだらお腹いっぱいになる作品で、朗読CDで繰り返し聴きたくなる類いの物語ではないように自分は感じます。

『女生徒』と『雪の夜の話』はどっちも何回読んでも聴いても飽きない作品です。どちらかというと『雪の夜の話』のほうが心が温まる話で好きなのですが、朗読CDは『女生徒』のほうが完成度が高く感じます。(「女生徒に花澤香菜」≒「鬼に金棒」ですね。)

「日本語はこんなにも美しかったのか」と再認識し、恍惚としてしまいました。

他には kikel.jp という小説を「耳で読む」サービスがあります。1年ぐらい前に利用したことがあるのですが、こちらは作品数が少ないのが玉に瑕です。

ところで、小説を耳で聴くのにBGMは不要だと思うのは自分だけなのでしょうか? まともな小説は地の文からイメージを脳内で構築できるように創られていますし、地の文のみで想像するほうが楽しいのです。(とか書いたら、こういう商品・サービス作っている人に届かないかな?)