2023/05/25(木)2023年05月12日〜05月15日の決算発表の個人的所感(IPS(4390),カバー,シンクロフード,ウェルビー(6556))
※当ブログは著者個人の投資記録を掲載していますが、投資の助言あるいは投資の勧誘等を行うものではありません。当ブログに掲載される情報は個人的見解に基づくものであり、正確性・完全性・有用性を保証するものではありません。
現況
株式・投信
- 年初来損益:+9.2%(+668,759円)
- 年初来確定損益:+365,760円
- 含み損益:+約176万円
不動産
2023年2月に「GALA FUNDING #2」25口の運用が満了して分配金5050円(税引前)。
現在のポートフォリオ
ポートフォリオ全体
SBI証券(自分のお金で運用)
楽天証券(家計のお金で運用)
株式・投信の年初来損益
株式・投信の年初来確定損益
2023年05月13日~05月15日の決算発表の個人的所感
05月12日 IPS(4390) 2023年3月期 本決算
国際通信事業, フィリピン通信事業, (日本)国内通信事業, メディカル&ヘルスケア事業。対前年同四半期で増収増益。
四半期ごとの業績推移
セグメント別の業績
- 国際通信事業:増収増益
- フィリピン通信事業:減収増益
- 国内通信事業:増収増益
- メディカル&ヘルスケア事業:増収増益
唯一、フィリピン通信事業が減収となっていますが、これは前期に大口の通信機器販売の計上があったことによります。
ニュース
- 2023年4月:フィリピン国内海底ケーブルの共同建設完了,フィリピンの人間ドック/検診センター開業
2024年3月期の業績予想
2024年3月期は増収,純利利益以外は増益予想。(想定為替レート:1ドル=130円,1ペソ=2.4円)
- 下期偏重の予想(1Q,2Qの決算発表で狼狽売りしないようにしないといけません)
- 人間ドック/健診センターは減価償却費のため初年度は赤字見込
- フィリピン国内海底ケーブルの完成に伴う収益貢献は下期(3Q,9月)から計上される見込(投資したコストは3年で回収見込)
決算発表後、株価は下落。超短期目線の人が多くて驚きました。今後の中長期での成長に期待して保有200株は持続方針です。
05月12日 カバー 2023年3月期 本決算
VTuber事務所「hololive」運営。その他、メタバーズ事業も。上場したばかりで対前年同四半期のデータありません。前Qから大幅増収増益。 2024年3月期も約30%成長の予想。上ブレる可能性も下ブレる可能性もそこそこありそうですが大きく上ブレる可能性のほうがやや高めではないかと個人的には感じます。
売上構成比
- 配信/コンテンツ:31.0%(YoY+20.8%)
- ライブ/イベント:16.8%(YoY+55.6%)
- マーチャンダイジング:39.1%(YoY+65.6%)
- ライセンス/タイアップ:13.1%(YoY+94.2%)
ニュース
- 2024年3月期はより幅広いファン層の獲得も意識した複数の新規VTuberのデビューを予定
- 小売店販売も含む販売チャネルの拡充も予定
- メタバース事業「ホロアース」は2024年内の一般向けサービス開始を予定
他のVTuber事務所との差別化ポイント
- UGCコミュニティが数倍強い
- チャンネル登録数100万以上のVTuber数が数倍多い
- 在籍VTuberあたり年間収益が数倍多い
- VTuber世界ch登録数ランキングTOP10をほぼ独占状態
- ホロアースが完成すれば新たな強力な差別化ポイントになり得る
その他、評価できると思うポイント
- 国内最大級の規模のモーションキャプチャー・スタジオへの投資 -> 個人VTuberとの差別化につながるものと思っています。
05月12日 シンクロ・フード 2023年3月期 本決算
飲食店向けプラットフォーム運営。対前年同四半期で大幅増収増益。無配継続。2024年3月期も二桁成長の予想。対前年同四半期で増収減益。
セグメント別の業績
「メディアプラットフォーム事業(売上構成比:約93%)」
- 売上高:2,729,044千円(前年同期比50.4%増)
- セグメント利益:823,860千円(前年同期比84.5%増)
- 登録ユーザー数:264,565件(前年同期比12.0%増)
- 有料ユーザー数:12,894件(前年同期比16.3%増)
- 有料ユーザーの期間単価:174,714円(前年同期比34.8%増)
「M&A仲介事業(売上構成比:約7%)」
- 売上高:201,159千円(前年同期比42.0%増)
- セグメント利益:51,599千円(前年同期は4,469千円のセグメント利益)
その他
- 中期経営計画をアップデート(大幅に上方修正)
- 今後2年間で約50名純増予定,広告宣伝費は連結売上比率10%~15%へ上昇する想定
- 内装建築.comとの今後のシナジーが楽しみ
- 「飲食店ドットコム 税理士探し(β版)」サービス開始予定
会員基盤を活用したデータサービスのリリースがなかったこと以外は、非の打ち所がないといってよいでしょう。業績上ブレも少々期待できる内容ではないかと個人的には感じます。保有1000株のうち100株だけ決算発表後のストップ高で利益確定してしまいましたが、残り900株は今後の成長に期待してホールド予定です。
05月15日 ウェルビー(6556) 2023年3月期 本決算
主に就労移行支援事業・療育事業。迷走していたヘルスケア事業を切り捨てれば割安と考えて持っていましたが想定外に新たな悪材料が出ました。中期経営計画も実質下方修正。中々出店数増加に伴うコスト増や人件費コスト増を補えないようで厳しい。
新しい悪材料:「特別損失の計上及び2023年3月期連結業績予想と実績との差異に関するお知らせ」
これはイカンでしょ。「障害福祉事業への展開に注力できる」は分かりますが、それ以外は経営陣への不信感が募るしかない内容でした。こんな企業価値が下がる結果ばかり出されるとお金が減るので保有株式はほぼ同値徹底(ごく僅かに利確)でサヨナラ。
今が底の可能性も大いにありますが、この経営陣にお金を託すのは個人的にはちょっと恐怖が過ぎますね。
最近の主な売買
- 恵和:全数利確(約+2.7万円)
- 竹内製作所:全数利確(+3万円)
- シンクロフード:100株だけ利確(約+1.3万円)
- ウェルビー(6556):全数利確(ごく僅かにプラス)
- プレミアグループ:「信用買い -> 現物微益撤退 -> 信用買いの現引」の合わせ技で取得単価を落とす
保有銘柄の今後の決算発表予定
06月14日
- ギフトホールディングス 2023年3月期 中間決算
本決算発表ラッシュが終わったのでしばらくは本業だけでなく副業にも集中できそうです。
2023/05/12(金)2023年03月15日〜05月11日の決算発表の個人的所感(ギフトHD, 日本アクア, STIフード)
※当ブログは著者個人の投資記録を掲載していますが、投資の助言あるいは投資の勧誘等を行うものではありません。当ブログに掲載される情報は個人的見解に基づくものであり、正確性・完全性・有用性を保証するものではありません。
近況
日銀の金融政策の動きが読めずに年初から身動きが取りづらい日々が続いていました。金融不安(米銀破綻等)である程度株価が下がったところでリスク回避で食品関連のディフェンシブな銘柄以外の株式を利確したら、今度は、バフェットが日本株買い増しとか東証のPBR1倍割れ改善で日本株全体が恐ろしく底堅くなって、監視銘柄の値上がりについていけない恐怖と戦いながらポートフォリオを組み直したりで、指数に劣後しがちな日々を過ごしていました(汗)
現況
株式・投信
- 年初来損益:+6.1%(+443,908円)
- 年初来確定損益:+276,487円
- 含み損益:+約163万円
不動産
2023年2月に「GALA FUNDING #2」25口の運用が満了して分配金5050円(税引前)。
現在のポートフォリオ
ポートフォリオ全体
SBI証券(自分のお金で運用)
楽天証券(家計のお金で運用)
株式・投信の年初来損益
株式・投信の年初来確定損益
2023年03月15日~05月11日の決算発表の個人的所感
主に決算短信・決算説明資料・四半期報告書から読み取って記述しております。
03月15日 ギフトホールディングス 2023年10月期 1Q
主に家系ラーメン。対前年同四半期で増収,営業増益,経常利益以下減益。経常利益以下の減益は前年同期にあった補助金収入336百万円がなくなったことによります。
値上げが受け入れられているのに加えて、企業の稼ぐ力は四半期ごとに着実に向上しているといえるので保有100株は持続方針です。
国内直営店の新規出店(純増:6店舗)
- 町田商店:4店舗
- 豚山:3店舗
赤みそ家が1店舗退店のようです。
海外直営店の新規出店(純増:1店舗)
- E.A.K. RAMEN ニューヨーク3号店(連結決算への寄与は第2四半期連結会計期間から)
プロデュース店(純増:21店舗)
- 国内:18店舗
- 海外:3店舗
2023年10月期の通期の出店計画のプロデュース店は+23店舗なので、残り2Q,3Q,4Qで退店がなければ2店舗出店するだけで達成か。
その他のニュース
- 2023年2月1日付で株式会社Craftの発行済株式の全てを取得して子会社化。(→ ラーメンブランドの増加に期待できそうか)
- 「昨年2回、今年1回の価格改定後、客足への影響はございませんでした」(『2023 年10月期1Q決算について想定されるご質問に対する回答』より引用)
05月11日 日本アクア 2023年12月期 1Q
高性能・低環境負荷の断熱材の原料開発・販売,及び防水など。日本最大級の施工ネットワークも構築。対前年同四半期で増収増益。
新聞に新設住宅着工戸数が減少している記事が載っていて懸念していましたが、決算説明会資料のp.32に「住宅や建築物の断熱性能の高度化ニーズから足元の需要は旺盛で、新設住宅着工戸数弱含みの影響は軽微」と書いてあるように、戸建部門は「土日休みに伴う施工日数の減少」のほうが現状では売上への影響が大きそうで、その待遇改善も工務社員数増加につながっているようなので特に問題なさそうでした。
部門別の売上高は戸建部門が前年同期比で−1.1%, 建築物部門が+35.2%, 防水部門が+120.7%, その他部門が+14.3%。通期業績予想に対する進捗も、季節性を考慮すれば何も問題ないとみえます。しっかりとした値上げ力もあるようにみえるので保有500株は持続方針です。
【2023年05月23日 追記】
2023年5月18日に「2023 年 12 月期 第1四半期 決算説明会等における主な質疑応答」が公開されました。内容は短く改めてまとめるほどではないので省略します。順調のようにみえます。当面の壁は新株予約権の行使完了でしょうか。今後の成長に期待。
【2023年05月23日 追記おわり】
【2023年06月19日 追記】
もう少しちゃんとまとめることにしました。
2023年5月18日に「2023 年 12 月期 第1四半期 決算説明会等における主な質疑応答」
- 減収の要因:「1月から工務社員を土日休みとしたことで、前年同期比で施工日数が減少したため。施工体制の整備は2月に完了し、今後は平日の施工数を増やすことでカバーする。施工体制の増強はこれで終わりではなく継続的に進める。」
- 他の部門や全体の予想比:「総じて良いスタートを切れたと思っている」
- 製造業の国内工場での施工例を知りたい:「複数の大型半導体工場で施工を行っている」
決算短信によると、売上高の前年比(累計)は以下の通り
- 戸建部門:-1.1%
- 建築物部門:+35.2%
- 防水部門:+120.7%
- その他部門:+14.3%
- 全体:+11.8%
部門ごとの売上高の構成割合を計算してみると以下のようになりました
- 戸建部門:50.58%
- 建築物部門:30.03%
- 防水部門:1.98%
- その他部門:17.40%
建築部門がよく伸びているので、これまでより戸建依存度が下がりつつありますね。
【2023年06月19日 追記おわり】
05月11日 STIフード 2023年12月期 1Q
セブンイレブン向けのおいしい焼き魚,惣菜,おにぎり具材等。対前年同四半期で増収増益。
エネルギッシュな十見社長の決算説明会動画を楽しみにしていたのですが、四半期決算説明会も四半期決算補足説明資料作成も「無」になっていたのがショックでした。中間決算ではやってくれるでしょうか。
業績は最近の四半期比較では売上営業損益率に関しては良い具合ですかね。ただ、前年同期は工場火災の機会損失があったので、今年の1Qが特別に良いということもない感じです。
売上高は値上げの影響もあってか成長しているので、今後の成長期待を込めて100株は持続方針です。
最近の主な売買
金融不安による売買
- 日本アクアを全数利確(約+6万円)
- パルグループを全数利確(約+8.8万円)
- ネクステージを全数利確(約+8万円)
- GMOリサーチを全数損切(約−3.1万円)
- IPS(4390)を全数利確(約+5.5万円)
- チャームケアを全数損切(約−2.1万円)
- ウェルビー(6556)を全数損切(約−5千円)
- プレミアグループを全数利確(約+2.2万円)
- ジェイリースを全数損切(約ー12万円)
金融不安以外の売買
- IPO当選した住信SBIネット銀行200株を初値売り(+4400円)
- Abalanceを全数利確(約+11万円)
- 野村マイクロ・サイエンスを全数損切(−1.6万円)
ポートフォリオを組み直すための買い
- 日本アクア 500株
- シンクロ・フード 1000株
- IPS(4390) 200株
- カバー 200株
- 竹内製作所 100株
- ウェルビー(6556) 800株
- プレミアグループ 300株
保有銘柄の今後の決算発表予定
05月12日
- IPS(4390) 本決算
- カバー 本決算
05月15日
- シンクロ・フード 本決算
- ウェルビー(6556) 本決算
06月14日
- ギフトホールディングス 中間決算