2014/05/25(日)Perl Data Language 基礎編 #01 「PDLのインストール」
統計検定に向けて「Perlで統計」をまとめていきます。(の予定でしたが、思いのほかPDLが大きいライブラリだったのでまずはPDLをまとめていきます)
PDL(Perl Data Language)は、科学技術計算とその結果の描画のためのPerl拡張です。PDLは速くて、IDL(科学技術計算でよく使われるデータ分析用プログラミング言語)やMATLABと匹敵するか、それらより速い(often outperforming)です。PDLによって、画像などの多次元データも効率よく格納できて素早く操作できます。$a = $b + $c で $b と $c が大きいデータ集合 (たとえば 2048x2048 画像) でもほんの一瞬で結果を得られます。PDL変数(piddleと呼ばれる)は基本的なデータ型の広範囲をサポートし、たとえば $x は何次元のデータでも入ります(おそらくメモリが許す限り)。@x に格納しない理由は、「メモリ」と「スピード」のためです。(ドキュメントより)
インストールは以下の通り。
cpanm Data::Printer
cpanm Data::Printer::Filter::PDL
今回はとりあえず動かすところま'で。
#!/usr/bin/env perl
use strict;
use warnings;
use feature qw/say/;
use PDL;
use DDP filters => { -external => [ 'PDL' ] };
my $piddle = pdl [1,0,0,1];
say $piddle;
say "Data::Printer::Filter::PDL で表示:";
p $piddle;
print "\n";
print "要素数:" . $piddle->nelem . "\n";
say $piddle->info("メモリ消費量:%M");
print "\n";
my $piddle2 = pdl [ [ 1 .. 3 ], [ 3 .. 5 ] ];
say $piddle2;
say "Data::Printer::Filter::PDL で表示:";
p $piddle2;
print "\n";
print "要素数:" . $piddle2->nelem . "\n";
say $piddle2->info("メモリ消費量:%M");
次回はPDLの関数を見て、次々回でモジュールまとめていく感じでいこうかな。
追記!割りとガチで使う場合は GSL(GNU Scientific Library)をインストールしておきましょう。パッケージ管理システムがAPTの場合は「sudo apt-get install libgsl0-dev」でOK!GSLのインストールより先にPDLをインストールしてしまった場合は、「cpanm PDL --reinstall」でPDLを再インストールしましょう。