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自然言語理解と機械学習の研究室にいるけど計算機上で感情を扱いたいので読みました。感情を扱う自然言語処理の論文読んでいても、参考文献に心理学系の文献がないことが多いけど、自分はそれに強烈な違和感を感じます。
今まで発達心理学の本は読んだことがあるけど、感情心理学の本を読んだのは初めてです。論文は「感情心理学研究」を少し読んでいました。
「感情心理学・入門」は、国内外の学会・学術誌は紹介されてるし、各章の終わりには学習文献案内があり、最後の引用・参照文献も章ごとに分かれていて見やすく、入門書としてグッドでした。
一番知りたかったのは感情をラベルありで上手く分類できるかということ。結論をいうと現代の心理学でも感情が比較的固定された構成要素の組み合わせとして定義できるのか結論が出ていないということでした。
それ以外でもいろいろ知識は得られたし、読んでおくべき論文も発見できたので、心理学が専門外の自分でも読む価値は十分にありました。