2023/02/21(火)2023年01月05日~02月14日の決算発表の個人的所感(ネクステージ,パルグループ,チャームケア,プレミアグループ,GMOリサーチ,ジェイリース他)

※当ブログは著者個人の投資記録を掲載していますが、投資の助言あるいは投資の勧誘等を行うものではありません。当ブログに掲載される情報は個人的見解に基づくものであり、正確性・完全性・有用性を保証するものではありません。

現況

株式・投信

  • 年初来損益:+2.9%(+209,795円)
  • 年初来確定損益:+35,452円
  • 含み損益:+約160万円

不動産

2023年2月に「GALA FUNDING #2」25口の運用が満了して分配金5050円(税引前)。

現在のポートフォリオ

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不動産投資に向けていた家計のお金が返ってきて、株式に入れたら早速含み損です。(楽天証券に入れているのはかなり長期で考えているのでのんびりやりましょうかね…)

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株式・投信の年初来損益

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株式・投信の年初来確定損益

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2023年01月05日~02月14日の決算発表の個人的所感

主に決算短信・四半期報告書・決算説明資料を読み取って記述しております。

01月05日 ネクステージ 2022年11月期 本決算

主に中古車販売。対前年同四半期で増収増益。売上高は四半期で過去最高。利益は前Qよりかは下。市場環境が前年割れでも既存店はしっかり2ケタ成長。主要KPIはすべて伸びていて文句なし。ただ、4Qは売上総利益率が下がったのがやや気がかりです。(売上総利益率の推移は例年だと四半期ごとのグラフも見せてくれていたのに今Qからは年間の推移だけに変わりました。今Qのを見せると映えないためと思われます)売上総利益率の低下は、小売売上平均単価の上昇とオートオークション相場の一時的な下落影響が主要因と説明されています。

中期経営計画に対する進捗も良好。

2023年11月期は、大型店(総合店,SUV LAND,UNIVERSEの総称)で22店舗の出店計画で、2桁増収増益でかつ8円増配の予想。

4Qの売上総利益率の低下と商品の前年比300億円増加は気になりますが、今期の1Qコンセンサスは高くないので、保有100株は持続方針です。

01月11日 パルグループ 2023年2月期 3Q

衣料(2Q構成比63.8%)と雑貨(3コインズ,2Q構成比36.1%)。衣料・雑貨ともに20%以上の増収で、四半期で売上高・利益ともに過去最高(かな?)。通期業績予想と配当予想を上方修正。3Qはカテゴリ別の営業利益率が出ていませんが、2Qまでの営業利益率では衣料のほうが好調で雑貨の営業利益率は前年比でマイナス3.1ポイントです。店舗数は954店舗なので2Qより21店舗増加。今後の成長に期待。保有100株は持続方針です。

02月03日 チャームケア 2023年6月期 中間決算

主に介護付き有料老人ホーム運営。不動産事業も。対前年同四半期で増収増益。売上高・営業利益は期初予想比で少し未達。

  • コロナ第8波で新規入居が計画を下回り売上高を下押し
  • 衛生用品等の消耗品やスタッフの他ホーム応援手当等の費用発生が営業利益を圧迫
    • しかしながら、それらの費用のほぼ同額を補助金として受給し営業外収益に計上し補填しているため、経常利益は対前年同期比で大幅な増益

とのこと。

介護事業

ライクの平均入居率の改善はお見事。チャームケアの入居率が計画に届くのか怪しいのとライクの利益進捗率が悪いこと以外は概ね問題なさげ。

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1Qと2Qで4ホーム新規開設して、残り3Qと4Qでの新規開設・開発予定ホームは以下の通り:

  • チャームプレミア御殿山 参番館(60室)
  • チャーム清澄白河(100室)
  • チャームスイート荻窪(48室)
  • (仮称)チャームスイート四谷(67室)
  • 仙川案件
  • 大田中央案件
その他事業
  • グッドパートナーズ:良くはないが悪いというほどでもない進捗
  • 不動産:売上高・利益の進捗はほぼなし。4Qに複数案件の売却予定とのこと。期ズレがないことを祈ります
  • 新規事業:売上高・利益の進捗はゼロ。何するのかも不明。今後に期待
気になったところ
  • 光熱費等の高騰問題
    • 一部の地域では補助金を受給
    • それ以外の地域では1月以降ホームの管理費の料金改定を順次進めているとのこと(←ひとまず安心か)
保有株式の行方

今のところ持続方針です。新規事業が何なのかそろそろ発表してほしいです。

02月03日 プレミアグループ 2023年3月期 3Q

主に中古車向けのファイナンスと故障保証。最近はtoC向けのカープレミアも。対前年同四半期で増収増益。カープレミアが3Q単体で黒字化を達成。全セグメント伸びていて問題ないかと思われます。保有300株は持続方針。

02月06日 GMOリサーチ 2022年12月期 本決算

サンプルパネル提供市場で国内シェア1位(67%)。世界シェア9位(2%), 配当性向50%。対前年同四半期で増収増益。すべての数値が伸びていて文句なし。ただし、修正業績予想に対しては営業利益以下で未達。理由としては「国内売上の成長率低下及び先行投資増加」とのこと。先行投資は3Qで予告されていたので良いとして、国内売上の成長率低下はややネガティブでしょうか。

インテージHDの決算説明資料を読むと、「メーカーの新商品開発数の減少によるリサーチニーズの一時的停滞」も一部で見られるようです。しかしながら、GMOリサーチは2023年12月期も増収増益予想で、18期連続増収、4期連続増益予想。トップラインも+15.4%予想とのことで、ここは長期目線で、保有100株は持続方針です。

02月07日 ジェイリース 2023年3月期 3Q

主に住居用賃料保証(売上構成比56%)と事業用賃料保証(売上構成比24%)。対前年同四半期で増収増益。業績は順調で両市場で市場成長率をアウトパフォーム。医療費保障にも期待。決算発表後、株価は下がりましたが保有100株は長期で持続方針。

02月10日 日本アクア 2022年12月期 本決算

高性能・低環境負荷の断熱材の原料開発・販売,及び防水など。日本最大級の施工ネットワークも構築。配当性向50%。対前年同四半期で増収増益。2023年12月期も増収増益増配の予想。今後の見通しも問題ないと思われるので保有500株は持続方針です。

02月10日 セルシス 2022年12月期 本決算

主にイラスト制作ソフト。対前年同四半期で増収、最終益以外は増益。2023年12月期も増収、経常利益以外増益、1円増配(配当性向30%)の予想。

今後の材料になりそうなもの
  • 2022年12月より「CLIP STUDIO PAINT for iPad」の中国語版を提供開始
  • 2023年も10億円を目途に自己株式を取得する方針
  • お荷物化していたUI/UX事業の譲渡
  • CLIP STUDIO PAINTを2023年3月にメジャーアップデート
  • AIを活用した創作を支援する機能開発を継続(CLIP STUDIO PAINTへの画像生成機能は提供しないが、それ以外のAI活用はしていくとのこと)
  • WEB3コンテンツ流通ソリューション(DC3, 2023年度は約10億円の開発投資を計画。新しいお荷物事業にならなければ良いが…)

DC3への投資は不安ですが、イラスト制作ソフトは順調なので保有100株は持続方針です。同じくイラスト制作ソフトを開発している「アイビス」の3/23上場でどう反応しますかね。

02月10日 IPS(4390) 2023年3月期 3Q

国際通信事業, フィリピン通信事業, (日本)国内通信事業, メディカル&ヘルスケア事業。対前年同四半期で増収増益。通期業績予想を下方修正。業績予想の下方修正は、為替によるもので、影響を受けるのは経常利益以下にとどまります。PERがずいぶんと低かったのである程度は為替による影響を株価に織り込んでいたのではないかと思いますが、どうなりますやら。

四半期累計だと四半期ごとの成長度合いが分からないので、四半期単体の数値を出してみました↓

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進捗率は売上高73.30%,営業利益70.52%,経常利益69.91%,純利益70.73%でやや不安が残りますが、2022年11月11日の業績予想の修正によるとやや下期偏重であると予想されます。今後の成長に期待して保有100株は持続方針。

02月10日 アライドアーキテクツ 2022年12月期 本決算

マーケティングDX支援。対前年同四半期で減収増益。(新収益認識基準では増収増益でこちらが本来の会社の実力。6四半期連続で過去最高売上を更新)ストック売上比率は56.4%(前年同期比+11.4pt)に拡大(前Qの60.6%からみると縮小)。今Qの注目は海外SaaSにおける最大顧客の一時解約に尽きます。

決算説明動画を見た限りでは、海外SaaSの一時解約はA社固有の理由によるもので、他の会社にも波及するような感じではありませんでした(著者の所感)。ただ、世界Top300のゲーム会社以外の顧客は2Qの28社,3Qの31社,4Qの34社と増えているので、他にTop300から解約が発生しなければそこまで悲観することもなさそうです。 4Qで世界Top300から1社くらい獲得できていればPTSで18.75%安まで売られることもなかったでしょうに…

決算説明資料によると、海外SaaSは「2023年は新規獲得を強化し、上位顧客の売上寄与度を下げる方針のため、A社を除いた売上の成長に加え、A社との取引が回復した場合はさらに大きな成長が想定される」とのこと。

2023年12月期にの業績関しては、上期は海外SaaSにおける最大顧客の一時解約の影響を受けてやや苦しいものの、通期では2桁の増収増益予想。よほど海外SaaSに自信がありそうです。

保有300株はどうするか非常に迷いましたが、4Qで世界Top300から1社も顧客獲得できていないのを重く見てPTSで1000円少々で利確しました。(2023年12月期でガンガン顧客獲得する未来もあるかもですが…)

株価は大暴落で900円すら割って驚きでした。

02月13日 ウェルビー 2023年3月期 3Q

主に就労移行支援事業・療育事業。迷走していたヘルスケア事業を切り捨てれば割安と考えて決算発表前に株式購入(悪材料出尽くし狙い)。ヘルスケア事業で過剰な在庫を抱える前ぶりに株主に復帰してみました。業績は増収減益。通期連結業績予想を下方修正。

下方修正の主な原因は、概ね織り込み済みであろう内容(ウェルビーヘルスケア株式会社の株式及び債権譲渡についての契約解除による事業整理損の戻入、及びそれによる法人税等の負担額の増加)。ヘルスケア事業撤退の方針に変更はなしとのこと。

売上高は療育事業・就労移行支援事業ともに四半期単体で過去最高。営業利益はM&Aの費用と新規拠点のコストで減益。

2024年3月期以降の復活に期待。(新規事業で失敗しない限りは復活確率が高い。)現状、低PERでフィルタリングしても出てこない銘柄なので、障害福祉サービス事業の本来の価値の分がまだ株価に織り込まれていないと思いたいですね。

ニュース・今後の材料など
  • 今期末までにヘルスケア商品の譲渡益455百万円が発生する見込み
  • 介護事業への参入で高齢者にまでサービス提供できる基盤を構築
    • 将来的には難病・終末期専門の居宅サービスへの展開を目指すとのこと
  • 中期経営計画の見直し(2024年以降は少し上方修正)
  • 自立訓練事業領域への進出
  • 2024年3月期以降は配当性向25%以上で復配予定

02月14日 STIフード 2022年12月期 本決算

セブンイレブン向けのおいしい焼き魚,惣菜,おにぎり具材等。対前年同四半期で増収減益。2022年12月期は原材料費増や1Qでの火災の影響があって減益になりましたが、2023年12月期は増収増益,配当変わらずの予想。決算説明動画によると競争力のある商品の値上げは受け入れられている(売上落ちず)ようなので今後の販売・販路の拡大に期待。保有100株は長期で持続の方針。

最近の主な売買

アライドアーキテクツ

海外SaaSでやらかして大暴落になりましたがPTSで1000円くらいで利確できました。

今後の決算発表予定

03月15日 ギフトホールディングス 2023年10月期 1Q

優待内容そのままで株式分割があれば嬉しいですね。

2023/01/01(日)2022年11月9日~12月15日の決算発表の個人的所感(日本アクア, アライドアーキテクツ, メック, IPS(4390), グッドスピード, ギフトHD)

※当ブログは著者個人の投資記録を掲載していますが、投資の助言あるいは投資の勧誘等を行うものではありません。当ブログに掲載される情報は個人的見解に基づくものであり、正確性・完全性・有用性を保証するものではありません。

現況(2022年12月31日時点)

  • 年初来損益:-4.7%(-317,819円)
  • 年初来確定損益:+233,089円
  • 含み損益:+1,490,407.22円

※去年から持ち越した含み益を減らしつつ利確したので、年初来損益がマイナスでありつつ年初来確定損益はプラスとなっています。

現在のポートフォリオ

株式・投信

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不動産(クラウドファンディング)
  • GALA FUNDING #2:25口

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運用終了予定日が2023年1月31日で、分配・出資金払戻予定日が2023年2月上旬なので、運用終了までもうすぐです。

年初来損益

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年初来確定損益

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11月9日~12月15日 決算発表の個人的な所感

主に決算短信・決算説明資料・四半期報告書から読み取って記述しております。

11月9日 日本アクア 2022年12月期 3Q

高性能・低環境負荷の断熱材の原料開発・販売,及び防水など。日本最大級の施工ネットワークも構築。対前年同四半期で増収増益。価格改定&原料使用量30%削減のアクアフォームLITEで原料価格の高騰をこなすどころか利益率改善。通期業績予想に対する進捗は売上高が68.9%ですが、繁忙期が秋~冬とのことなので特に問題ないでしょう。経常利益の進捗は78.3%なので、利益が上ブレる確率はまあまあ高めと見るのが自然でしょうか。

決算短信によると、売上高の前年比(累計)は以下の通り

  • 戸建部門:+4.0%
  • 建築物部門:+24.9%
  • 防水部門:+175.8%
  • その他部門:-6.4%
  • 全体:+7.2%

部門ごとの売上高の構成割合を計算してみると以下のようになりました

  • 戸建部門:55.9%
  • 建築物部門:25.4%
  • 防水部門:1.1%
  • その他部門:17.5% (小数第2位以降切り捨て)

脱炭素社会の加速に向けてまだまだ期待できる銘柄ではないかと個人的に考えています。保有500株は持続方針で、地球の未来のためにも長期で応援したいと思います。

11月10日 アライドアーキテクツ 2022年12月期 3Q

マーケティングDX支援。対前年同四半期で減収増益(新収益認識基準では増収増益でこちらが本来の会社の実力で5四半期連続で過去最高売上を更新)。ストック売上比率は60.6%(前年同期比+20.9pt)に拡大(前Qの57.4%からみても拡大)。 SaaS ARRの伸びはやや鈍化(前Qがあまりにも伸びすぎていただけで問題ない範囲かと個人的には思います)

事業別にみると以下の通り。

  • 中国進出支援事業(売上の6.0%):「独身の日」の事前プロモーションを想定以上に獲得とのことで4Qに期待
  • ソリューション事業(売上の27.0%):ストック売上比率が前Qの18.9%から今Qは23.1%に向上。今後の成長に期待
  • 海外SaaS事業(売上の37.7%,営業利益率27.7%):ストック売上比率が前Qの89.6%から今Qは90.6%に向上。顧客企業数も増加。営業利益率も向上
  • 国内SaaS事業(売上の29.3%):ストック売上比率が前Qの60.8%から今Qは62.7%に向上。ARRはLertoが牽引

成長投資をこなしつつ増収増益、ストック売上比率向上(7四半期連続上昇)。国内SaaS事業においてLetro ARR以外のARRが落ちているのが唯一気になりますが、それでも国内SaaS事業全体ではプラス。保有300株は持続方針です。

11月10日 メック 2022年12月期 3Q

主に電子基板向け薬品。CZシリーズ(パッケージ基盤に使われれる銅表面処理剤)で世界シェアをほぼ独占。対前年同四半期で増収・営業減益・経常利益以降は増益。

製品別の前年同期比の売上動向:

  • CZシリーズ(パッケージ基板向け銅表面処理剤):「パソコンやスマートフォンの生産減速の影響を受けた一方で、サーバーの需要やパッケージ基板の大型・高多層化により、好調に推移しました。」とのこと。
  • V-Bondシリーズ(多層電子基板向け銅表面処理剤):「関連する自動車やスマートフォンの減産により、ほぼ横ばいの結果となりました。」とのこと。
  • SFシリーズ, EXEシリーズ(ディスプレイ向けエッチング剤):「在庫調整等の影響を受け、関連する電子機器の需要に鈍化がみられ減少しました。」とのこと。

原料価格高騰に対して価格改定が追いついていないのか薬品粗利益率低下がひどいですね。

通期業績予想に対する進捗率は

  • 売上高:72.7%
  • 営業利益:70.8%
  • 経常利益:71.6%
  • 純利益:70.0% (小数第2位以降切り捨て)

4Qで伸ばせないと業績予想はやや未達になりそうですが、日経ヴェリタス(2022年11月27日発行 Vol.768)によると、「10~12月期からは原材料高を受けた値上げ効果も表れ(以下略)」とあるので、大丈夫ですかね(?)

TSMCの魏CEOは消費者向けの最終製品の在庫に関して「23年前半まで調整されるとの見方を維持した。」(鉤括弧内は週刊東洋経済 2022年11月12日号 p.39 より引用) とのことなので、サーバー向けが好調でも10月-12月も他が厳しければ未達確率が高まります。

イビデンの決算説明資料からサーバー向けはまだまだ伸びそうです。消費者向けの最終製品もいずれは在庫調整が進んで回復するでしょうし、来期への期待も高まります。保有100株はどうしようか悩みどころです。薬品粗利益率低下も中々看過し難い水準ですが、スポンサードリサーチレポートによると、

  • CZシリーズの生産能力をFY22からFY23にかけて40%増強
  • 「パッケージは、チップレット化による大量生産に徐々に移行しており、チップレット化はパッケージのサイズの拡大と多層化を可能にする。そのためパッケージ1個あたりのCZ薬剤の使用量は、従前のパッケージに比べ約8倍になる。このようにチップレット化による大量生産に伴いCZ薬剤の需要拡大が見込まれるが、その効果が本格的に収益に反映されるのは来期以降と思われる。」(https://www.mec-co.com/ir/library/pdf/tekijikaiji/20220902_5402_report_1.pdf より引用)

とのことなので、長期目線での保有継続で行こうかと思っていました。株価は下落と思いきや、もう来期以降を見据えているのか、決算発表後はしばらくの間はかなり底堅く推移していました。しかし、最近の景気後退を懸念した株価下落でまた微益撤退させられてしまいました。あの中期経営計画では中々握力を保ちづらいですね…。

11月11日 IPS(4390) 2023年3月期 中間決算

国際通信事業, フィリピン通信事業, (日本)国内通信事業, メディカル&ヘルスケア事業。対前年同四半期で増収増益。通期業績予想を上方修正。

  • 国際通信事業:大幅な増収増益。営業利益率33.2%。
  • フィリピン通信事業:先行投資の増加で減収減益。営業利益率25.2%
  • 国内通信事業:増収増益。営業利益率20.4%
  • メディカル&ヘルスケア事業:レーシック件数増加で大幅に増収増益。営業利益率40.1%

爆発的な伸びの国際通信事業は前倒しの期ズレかと思いきや、セグメント別の業績予想の数値を見ると、1Q,2Qよりも3Q,4Qの合計のほうが売上高予想はやや上。決算説明会資料 p.18 によると「下期においても、リース契約案件の増加に加え、IRU契約案件の一括入金による収益計上が計画されている。」とのことなので期待。

全セグメントで営業利益率が20%を上回っていて素晴らしい。通信事業だけでなく、2023年に人間ドック・検診センター開設予定のメディカル&ヘルスケア事業の成長にも期待が持てます。

保有100株は持続方針です。

11月14日 グッドスピード 2022年9月期 本決算

主に中古車販売。対前年同四半期で増収,最終益以外は増益。決算発表と同時に中期経営計画も発表。ガイダンスも良好です。同業のネクステージも同じように成長してきたので、資金さえ調達できれば到達可能な範囲ではないかと個人的には考えています。

2022年9月期は全事業で増収。資金面以外は特に問題なく、今後もKPI成長と売上総利益率の改善が期待できます。

公式なIR資料が充実しているので、これ以上自分がごちゃごちゃ書く必要もないでしょう。 IR担当の方も株主にしっかり向き合ってくれるのが好印象です。

保有100株は持続方針で行きたかったのですが、最近の日銀の金融政策見直しにおののいて利確してしまいました。

12月15日 ギフトHD 2022年10月期 本決算

主に家系ラーメン。対前年同四半期で増収増益&増配。4Qでは「町田商店」で8店舗,それ以外のブランドで14店舗の新規出店。2023年10月期は増収,営業利益増,経常利益以降は減益(時短協力金がなくなることによるので特段問題ない),3円増配予想。出店計画は直営店+39店舗,プロデュース店+23店舗。「中期経営計画 2023年10月期~2025年10月期」も出していて、今後が非常に楽しみです。

保有100株は長期持続方針。

最近の主な売買

ニチコン

この前の決算所感で「特別損失は一過性なのでそこまで気にしなくていいはずです。」と書いたのですが、四半期報告書を読んで、「カナダにおいて提起されているクラスアクションにつきましては、今後も引き続き適切に対応します。」と書いてあるのを発見したのと、直近決算の特別損失は「米国における競争当局による調査に関連するクラスアクション(集団訴訟)から離脱したコンデンサ購買者からなされた損害賠償請求」なので、カナダの集団訴訟に加えて、集団訴訟から離脱したまた別の購買者から損害賠償請求されるリスクも考えなければならないことに気づきました。このリスクを軽視すべきではないとの考えに至って全数売却(利確)しました。

セルシス

11月の月次(9,10,11月の3ヶ月平均)が悪かったので保有200株のうち100株だけ売りました(利確)。「セルシスは今後、このような懸念がある画像生成AIを用いた機能をCLIP STUDIO PAINTに搭載いたしません。」(https://www.clipstudio.net/ja/news/202211/29_01/)も売却理由の一部です。ソフト自体は良いはずなので優待目的に100株は長期保有方針です。

インパクトホールディングス

前々から気になっていて打診買いして、いや違うか、みたいな葛藤があってアホな損切。

グッドスピード

上述の通り、利確。

その他

新規買い:チャームケア,GMOリサーチ

今後の決算発表予定

2023年01月05日 ネクステージ 2022年11月期 本決算

2022年12月23日に業績予想と配当予想の上方修正が出たため、目下、来期ガイダンスがどうなるかが焦点です。

2023年01月中旬 パルグループ 2023年02月期 3Q決算

  • 米国の利上げ幅縮小で円安が一旦ピークアウトする
  • 3COINSは300円以外の商品も多いので、他のx円均一ショップと比べて物価高に対する価格転嫁のハードルが低め
  • 最新の流行・ニーズを捉えた雑貨・家電・食品の開発力がある(と思う)

と思って買ったので今後の成長を楽しみにしています。(アフターコロナでアパレルも好調ですかね?)

2022/11/08(火)2022年9月14日~11月7日の決算発表の個人的所感(ギフトHD, ネクステージ, Enjin, プレミアグループ, セルシス, ニチコン)

※当ブログは著者個人の投資記録を掲載していますが、投資の助言あるいは投資の勧誘等を行うものではありません。当ブログに掲載される情報は個人的見解に基づくものであり、正確性・完全性・有用性を保証するものではありません。

現況

  • 年初来損益:-3.2%(-211,546円)
  • 年初来確定損益:+231,216円
  • 含み損益:+1,590,456円

※去年から持ち越した含み益を減らしつつ利確したので、年初来損益がマイナスでありつつ年初来確定損益はプラスとなっています。

現在のポートフォリオ

株式・投信

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不動産
  • GALA FUNDING #2:25口

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年初来損益

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年初来確定損益

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9月14日~11月7日 決算発表の個人的な所感

主に決算短信と決算説明資料を読み取って記述しております。

09/14 ギフトHD 2022年10月期 3Q

主に家系ラーメン。対前年同四半期で増収増益&増配。3Qにおいては「町田商店」で7店舗、それ以外のブランドで12店舗の新規出店。東京駅八重洲地下街に1社で7ブランド出店した「東京ラーメン横丁」でかなり出店数を稼ぎました。今後の出店余地は国内だけでもまだまだ有り余っていそうです。海外はロサンゼルス店を閉店で苦戦中のようです。

前年3Q単体比較では増収・減益で、株価はどう反応するだろうかと思いましたが、トップラインの伸び(+25.3%)をよく評価してもらえたのか株価は暴騰して一時は上場来高値3975円を付けました。2023年10月期は時短協力金も少なくなってEPSの伸びが緩やかになるかと思って、ダブルバガー超え&PER30倍超え(EPS:128.59で計算)の3975円で100株利確しました。もう100株は長期持続方針です。

市場規模・ラーメンブランド開発力・接客等を考慮するとまだまだ業績を伸ばせるだろうと個人的に予想しています。安く買い増せるタイミングがあればぜひ買い増したいです。

10/03 ネクステージ 2022年11月期 3Q

主に中古車販売。対前年同四半期で増収増益。3Q単体でも過去最高の業績。市場環境が前年割れでも既存店はしっかり2ケタ成長。主要KPIでは買取台数が最も成長していて前年比195.2%。前Qは売上総利益率はやや低下しましたが今Qは改善。出店計画は4Qは総合店だけでも11店舗の計画(当期首の総合店は41店舗で3Qまでで総合店は10店舗出店)。現金及び預金が約220億円くらいあるので、4Qの出店に110億円かかってもまだ少し余裕ありますかね。売上総利益率を維持できれば、順調な店舗増で2023年11月期のEPS成長も期待できそうなのでまだしばらく保有株式は持続方針です。

決算発表翌日は株価が大きく下落(-13.65%,2841円)しましたが取得単価1929円の保有株式は売らずに静観していました。

10/14 Enjin 2023年5月期 1Q

高利益率でキャッシュフローも抜群に良いPR支援会社。対前年同四半期で増収増益。

  • 前Q -> 今Q
  • 顧客数:454社(1985社-1531社より算出) -> 773社
  • 平均契約単価:前Q(おそらく前期累計での平均)1014千円 -> 1012千円
  • 平均契約件数:前Q(おそらく前期累計での平均)1.69件 -> 1.61件

売上高に対するサービスの割合としては高利益率のプラットフォームサービス(メディチョク・アポチョク)が拡大しました。

PR支援サービスの売上高は、前Qよりも減少で前期の1Qよりは少し上程度。鈍化した理由としては若手社員の割合増加による教育工数増加(前Qの決算でそうなると説明があったのでそこまでサプライズではない)とキャンセル案件の増加(こちらは少々ネガティブサプライズ感あり)。ただ、キャンセル案件の数自体は前4Q->1Qと低下している模様(決算説明資料のグラフを見る限り)

プラットフォームサービスはまだ売上高の規模はまだ小さいものの着実に成長。メディチョクは僅かに伸びが鈍化していますが次のQも見ないと傾向は分からず。

決算発表翌日の株価はストップ安でした。PR支援サービスの成長が低下した事実だけじゃなくて、今後改善していく見通しなのかどうか言葉で書かないとダメでしょう。書かないということは投資家はそういう見通しじゃないと判断して投げ売るほかありません。

2Q以降で教育が進捗してキャンセル率が下がって問題なく業績アップのシナリオもあると思いますが、その辺りの見通しが不明なので保有株式はすべて売りました。

現物の利確で信用買いの損切りを補えず、確定損益にはマイナス約22千円の影響。1Qの進捗率が悪いという会社の発表をしっかり把握していてなぜ信用買いしたのか。1Qが微妙な業績予想だとアナウンスしておいてそれを良い方向に裏切って株価が暴騰したマクビープラネットの値動きが脳裏に焼き付きすぎていました。(反省)

追記:『2023年5月期第1四半期 質疑応答集』が公開されて、キャンセルは「当期1Qにかけては減少傾向にあり、(以下略)」との文言をようやく見られました。しかし、今後は「一定量のキャンセル案件の発生は許容せざるを得ないものの、この数字を極力減らしていくように努めてまいります。」との表現にとどまりました。当面の間、個人的にはこの銘柄は触らないことにします。

10/28 プレミアグループ 2022年3月期 中間決算

主に中古車向けのファイナンスと故障保証。マーケットが前年割れの中でもKPIは伸長し、対前年同四半期で増収増益&通期業績予想の上方修正。ただし、上方修正内容は一過性のもの。 1Q決算所感の https://pawafuru.com/0430#k430p2.3 において、「toC向けサイトのカープレミアをマスメディアを使って広告宣伝するようなので、そこでどれくらいの費用が発生するかはやや気がかりです。」と書きましたが、今回の一過性の利益の一部(3.9億円)をマーケティング費に使ってくれるようでそこは一安心でした。

他は全事業伸びていて文句のない決算発表でした。保有300株は持続方針!

11/04 セルシス 2022年12月期 3Q

主にイラスト制作ソフト。対前年同四半期で増収,最終益以外は増益。CLIP STUDIO PAINT バージョン2.0 発表により、現行バージョンの買い控え発生で、買い切り版のツール販売のみ売上減少が発生している模様。ただし、バージョン2.0からメジャーアップデートがサブスクのみ対応となるので将来的には売上向上につながると予想できます。そのため、今回の売上減少は一時的と考えるのが妥当かと思います。この買い控えに対して会社も10月14日から適切に手を打っているので問題視せず保有継続します。

スクリーンショット 2022-11-07 8.38.37.png

クリサポ

ARRは積み上がっていますが、前Q比較で売上高・営業損益ともに減速。現行バージョンの買い控えによる影響が色濃く出ているようです。

UI/UX事業

いつも通り赤字。前Q比較でも、売上高・営業損益ともに減速。

今後の好材料になりそうなもの
  • 「2022年及び2023年の2年間で総額30億円を目処に自己株式の取得を予定しております」(既に約10億円分を取得済)
  • UI/UX事業セグメントの再検討
  • 画像生成AIに関する開発
  • 中国本土展開
  • 東証スタンダードからプライムへの申請(準備中)

[2022/11/19 追記] 通期業績予想の下方修正が出るか結構ギリギリの進捗ですね。12月上旬に出る11月分の月次(9,10,11月の3ヶ月の平均)によっては売るかもしれません。

11/07 ニチコン 2023年3月期 中間決算

電子機器用コンデンサ(売上高構成比57.6%), 回路製品(売上高構成比28.4%), 電力・機器用コンデンサ及び応用関連機器(売上高構成比13.7%)。

[2022/11/11追記] 当第2四半期連結累計期間の売上高構成比が決算短信に載っていて、それによると、電子機器用コンデンサ(売上高構成比55.6%), 回路製品(売上高構成比31.1%), 電力・機器用コンデンサ及び応用関連機器(売上高構成比13.0%)。 に変化したようです。

読売新聞の紙面広告:https://www.excite.co.jp/news/article/AMP_285919/ でニチコンが家庭用蓄電システム(V2Hシステム)に強いというの知って、さらに調べると家庭用においては独占的というのが分かって、中々興味深いと思って200株購入しました。途中でV2Hシステムの納期が延びている情報を得て利確しましたが、やはり問題ないんじゃないかと思って、再度200株購入して決算を跨ぎました。

前回の決算説明会資料 p.31 によると、V2Hシステムにおけるニチコンの推定市場シェアは91%。株主通信によるとV2Hシステムは回路製品区分に分類されるので売上高構成比28.4%の中に入っていることになります。

中間決算は対前年同四半期で増収増益増配&通期業績予想の上方修正とここまでは完璧だったのですが特別損失を計上。特別損失は一過性なのでそこまで気にしなくていいはずです。 V2Hシステムよりはまだコンデンサーの売上のほうが大きくて、V2Hシステムの売上高の伸びが全体に与える影響が小さい可能性もありましたが、上方修正IRの「修正理由」を読むと、『新製品の「トライブリッド蓄電システム®」を中心とする家庭用蓄電システムや V2H(Vehicle to Home)システムなどの NECST 製品の売上が大幅に増加しました。』とあるので、V2Hシステム関連の影響が強く出ていることが読み取れました。

政府の2022年度第2次補正予算の案の中でも「蓄電池を国内製造するためのサプライチェーン(供給網)強化に3000億円を割り振る。」(11/6 の読売新聞朝刊 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221105-OYT1T50301/ より引用)とのことなので、今後も楽しみです。

決算補足説明資料の公開を待っていますが、決算を跨いだ200株は今のところ保有継続方針です。

[2022/11/11追記] 四半期報告書(p.3/24)に「回路製品は、家庭用蓄電システムやV2Hシステムの売上が伸長したことなどにより27,229百万円と前年同期比44.8%の大幅増収となり、NECST事業の成長が全体にも大きく寄与しました。」と書いてありました。

[2022/11/14 追記] 販売実績の推移を一部計算して出してみました↓

スクリーンショット 2022-11-14 4.50.00.png

最近の主な売買

メック&デクセリアルズ

  • メック:マイナス31380円
  • デクセリアルズ:マイナス40506円

地合い悪化時に信用買いしつつ耐えきれず損切り。決算発表まで持ちきれず。

10/27のイビデンの決算発表資料を読むと、データセンター向けはまだ(今後も)需要が強いということが分かったので、メックだけ再度100株買い直しました。デクセリアルズは利上げによる景気後退で見通しが悪そうですが、メックは長期で保有したいです。(機関投資家が狂ったように売ってこなければ…)

ギフトホールディングス

PER30倍くらいのダブルバガーで100株利確(+199200円)。十分良く評価していただけました。残り100株は長期用に保有継続。

IRジャパン

100株1979円持っていましたが、2100円割れたりで、今の株価で決算またぐのは少々リスキーかと思い利確しました(+900円)。

Enjin

信用返済売で約マイナス51707円。現物の利益確定でプラス28210円。売却理由は上述。

バリューコマース

低いPERでキャッシュフローも良い割にはあまりに安いと感じた2182円で100株買いました。株価上昇には2Q決算で大型キャンペーンの反動減だった伸びしろのStoreMatchが再度伸びていくか次第と考えました。twitter上でStoreMatchの最低単価が10月から値上げされたとか情報を得ましたが10/28の決算発表への影響はないはずでした。Yahoo!ショッピングが盛り上がっている感じもなかったしZホールディングスの株価も右肩下がりで不穏な感じだったので決算発表前に利益確定(+7600円)しました。

決算発表では、StoreMatchは2Qよりは伸びていましたが期待よりは下。他も前Q比較で減速でかなり買われづらい内容で、短期的には決算発表を跨がずで正解でした。

アライドアーキテクツ

400株持っていましたがそこまでの自信がないので100株利益確定(+11100円)。

パルグループ

100株新規購入。

日本アクア

500株新規購入。

ニチコン

200株新規購入。理由は上述。

グッドスピード

100株新規購入。

今後の決算発表予定

  • 11月09日 日本アクア 3Q
  • 11月10日 アライドアーキテクツ 3Q
  • 11月10日 メック 3Q
  • 11月11日 IPS(4390)
  • 11月14日 グッドスピード 本決算
  • 12月15日 ギフト 本決算

2022/09/20(火)株式投資 ダブルバガー以上での利確一覧

2021年

2656 ベクター(+112.8%)

「みんなの電子署名」での暴騰の始めに取得してストップ高連発の2倍超えで利確。

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3663 セルシス(当時の社名はアートスパーク, +130.8%)

株主優待&月次発表の開始でグングン上がって利確。

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2022年

9279 ギフトホールディングス(+100.4%)

ロシア・ウクライナ戦争での小麦高騰懸念やら新型コロナやらで売られたところを拾ってダブルバガーで利確。日本はロシア・ウクライナから小麦を輸入していない+中華そばの原料としての小麦の割合は僅かであるという情報からここまで売り込まれるほどのことではなかろうかと思って拾ってうまい具合にダブルバガー達成。株主優待の拡充とバイイング・クライマックス感のある値動きにも少々助けられましたかね…。

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2023年

5253 カバー(+100.1%)

まだ評価不足だった頃に買って、じっくり7ヶ月かけてダブルバガー。

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2022/08/15(月)2022/7/28~8/12の決算発表の所感(デクセリアルズ,IRジャパン,Eガーディアン,アートスパーク,メック,IPS(4390),他)

※当ブログは著者個人の投資記録を掲載していますが、投資の助言あるいは投資の勧誘等を行うものではありません。当ブログに掲載される情報は個人的見解に基づくものであり、正確性・完全性・有用性を保証するものではありません。

現況

  • 年初来損益:-2.3%(-151,804円)
  • 年初来確定損益:+84,032円
  • 含み損益:+1,785,594円

※去年から持ち越した含み益を減らしつつ利確したので、年初来損益がマイナスでありつつ年初来確定損益はプラスとなっています。

現在のポートフォリオ

株式・投信

pf2.png

不動産
  • GALA FUNDING #2:25口

スクリーンショット 2022-07-27 2.30.16.png

年初来損益

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年初来確定損益

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7月28日~8月12日 決算発表の個人的な所感

主に決算短信と決算説明資料を読み取って記述しております。

07/28 デクセリアルズ 2023年3月期 1Q

ニッチな電子部品など。対前年同四半期で大幅な増収増益。売上の前Q比較では、268-(236+19(為替))=13(+5%)で、前年の同四半期とその前Qとの比較では成長の頭打ち感も多少感じました。それと同時にずっと続いていた米国金利上げペース鈍化匂わせによる円安のピークアウトの気配が漂っていて、デクセリアルズはかなり為替感応度が高いようなので、逆指値をおいていたところ、約1万円のプラスで利確されてしまいました。仕事が終わってから、スピーチ付き&質疑応答入りの決算説明資料が出ていたので読みましたが、重要な文言が…!?

  • 「1Qから2Qにかけては⼤幅な増収増益が⾒えております。」
  • 「1Qから2Qに期ずれ」

これらをスピーチや質疑応答で出すのではなく、公開日の早いスライドのほうに書いてくれ!と思いました。

「1Qから2Qにかけては⼤幅な増収増益が⾒えております。」がひょっとすると、1Qとの比較で2Qが大幅増収増益という意味でなく、1Qと2Qはともに前年同期比で大幅増収増益という意味か?と思いましたが、質疑応答では「先ほど2Qにかけては1Q⽐で為替除いても増収増益、というお話で、…」とあるので1Qとの比較と捉えるのが自然と思われます。

今の為替で2Q以降の為替の前提レートも1ドル118円とのことで、さらに1Q比で為替除いても増収増益となると、どう考えても2Qは良い業績になるわけなので、逆指値で利確されたのはまずかったかと思いました。とはいえ世界経済成長鈍化の影響で通期の業績はいまいちということも無きにしもあらずという具合でしょうが…。となると2Qが中々良い程度では織込済みの出尽くし売りも予想されるかもしれません。

ザラ場での決算発表といい、今回の発表の仕方は兼業投資家としては少々辛いものを感じました。

07/29 アイ・アールジャパンHD 2023年3月期 1Q

IR・SRコンサルティングなど。対前年同四半期で大幅な減収減益。2022年6月1日に証券取引等監視委員会による当社元役員を対象とする調査が開始。2022年8月中を目途に調査結果をお知らせとのこと。大型案件の受注が大幅減少(前期比86.4%減少)。通常案件は順調に進捗(前期比5.3%増加)。事件による調査等による業務への影響については

  • 既存客からの契約の解約はわずか
  • 契約交渉中であった新規客の契約時期の見送りの影響あり
  • PA業務とFA業務の大型プロジェクトにおいて案件ローンチの後ろ倒しの影響あり

一方で、当社グループの唯一無二の機能を求めている客が引き続き多く、新規での獲得案件もあり、引き続き堅調に推移すると捉えているとのこと。配当は現時点においては維持の方針の模様。自己株式の取得に関しては、適時、適切かつ機動的に行う予定でありますとのこと。

1900円台の保有株式100株はもう十分に安いという判断のもとで売らずに置いておいたところ、株価は上昇に転じました。事件の影響をフルに受けるのは2Qのはずなので中間決算は要注目です。

07/29 プレミアグループ 2023年3月期 1Q

主に中古車向けのファイナンスと故障保証。マーケットが前年割れの中でもKPIは伸長し、対前年同四半期で増収増益。1株→3株の株式分割を発表。全事業が前年比で伸びていて良い具合。toC向けサイトを新設したカープレミア事業の今後にも期待。フリーキャッシュフローもプラスになるようになってきているので、決算発表日の次の始まり値で成行買いして久しぶりに100株ホルダーになりました。株式分割後は300株ホルダーとなる予定。

toC向けサイトのカープレミアをマスメディアを使って広告宣伝するようなので、そこでどれくらいの費用が発生するかはやや気がかりです。

08/02 イー・ガーディアン 2022年9月期 3Q

総合ネットセキュリティ企業。対前年同四半期で増収増益。1Q->2Qでは中々の成長でしたが、2Q->3Qはアド・プロセス以外はほとんど成長せず、減収減益となりました。サイバーセキュリティの落ち方は個人的にマイナス方向のサプライズ感がありました。(グレスアベイル社の連結除外が大きいでしょうか?)

e-guardian.png

株価はやや大きめの下落。2Qまでが仮にワクチン特需・巣篭もり特需などがあったものと考えると本決算まで持ち続けるのは少々怖くなってきました。来期、反動減で見かけの成長率が期待されているよりかはやや低いものになるというリスクも考えねばならなくなりました。保有株式100株は決算発表日の夜間PTSで3001円にて利確しました。(+14千円の利確) せめてもう少し配当に回してくれれば様子見もありかという具合でしたが…。

08/05 アートスパーク 2022年12月期 中間決算

主にお絵かきソフト。対前年同四半期で増収,最終益以外は増益。08/08より自己株式取得との発表。中間決算の最終益が減益なのは、前期が特別利益を計上していることによります。

artspark.png

UI/UX事業はいつも通り赤字。クリエイターサポートは順調にARRを積み上げています。2Qの営業利益率は26%を超えました。(1Qは25%) 保有株式は持続方針です。

08/10 メック 2022年12月期 中間決算

主に電子基板向け薬品。世界シェアをほぼ独占する製品も。対前年同四半期で増収増益。通期連結業績予想の上方修正。上方修正の理由は以下の通り:

  • 「データセンター用サーバー向け等のハイエンドパッケージ基板の需要等により、関連する製品が堅調に推移いたしました。」
  • 「地政学リスクや需給の不均衡、インフレ進行等、引き続き注視が必要な状況ではあるものの、この事業環境は継続すると見込み(以下略)」

製品別:

  • CZシリーズ(半導体パッケージ基板向け超粗化系密着向上剤):サーバーの需要やパッケージ基板の大型・多層化により好調な結果とのこと。
  • V-Bondシリーズ(多層電子基板向け密着向上剤):自動車の減産はあったもののEV化の促進等により堅調に推移とのこと。
  • SFシリーズ, EXEシリーズ(ディスプレイ向けエッチング剤):巣ごもり需要の反動や在庫調整等の影響を受け、関連する電子機器の需要に鈍化がみられ減少とのこと。

連結売上高前年同期⽐分析では、密着向上剤が849百万円増加,エッチング剤が301百万円減少。差し引き548百万円の増加。為替の影響も加えると計1,103百万円の増加。

連結売上高前年同期⽐分析では、薬品粗利益率低下や販管費増であまり良くない印象を受けました。輸送費・原材料高をまだ価格転嫁できていないという具合でしょうか。

それでも営業利益率は25%近くで売上高も密着向上剤でよく伸ばしているので今後に期待は持てそうという印象を受けました。配当性向も30%あるので、引き続きノンビリ保有株式は持続方針でいこうかと思います。

08/10 アライドアーキテクツ 2022年12月期 中間決算

マーケティングDX支援。減収,営利と経常は増益,最終益は減益(ただし収益認識基準適用に影響が大きく、新基準では実質的には2桁増収増益)。「ストック売上比率は57.4%(前年同期比21.2pt増)に拡大、SaaS ARRは24.05億円(前年同期比2.4倍)と大幅に拡大しております。」とのこと。

事業別にみると以下の通りです。

  • 中国進出支援事業(売上の5.7%):中国ロックダウンで微減収。
  • ソリューション事業(売上の26.5%):微増収。下期以降の成長に向けた仕込みに手ごたえ。
  • 海外SaaS事業(売上の38.8%,営業利益率21.9%):平均単価・ストック売上比率ともに前年同期比で大幅上昇、売上高は同2.2倍に拡大。
  • 国内SaaS事業(売上の29.0%):非ストック売上が減少となるも、注力商材「Letro」の売上は前年同期比2倍超。

ARRに関わるストック売上(SaaS)を順調に伸ばしているのは非常に好印象です。

今のARR伸びを考えれば、時価総額160億円(株価でいうと1127円)以下は安いのではないかと個人的には感じます。

08/12 IPS(4390) 2023年3月期 1Q

フィリピンでの通信事業,医療・美容事業が伸び代。対前年同四半期で大幅な増収増益。為替差益で632百万円を計上。

セグメント別に見ると

  • 国際通信事業:猛烈な増収増益。IRU契約案件の入金による売上計上とのこと。
  • フィリピン通信事業:減収増益。コロナウイルス感染症の影響により法人向けインターネット接続サービスの新規契約が低調に推移とのこと。
  • 国内通信事業:増収増益。
  • メディカル&ヘルスケア事業:大幅な増収増益。

で、利益率も非常に高いです。

1Qは特に国際通信事業が爆発的な伸びでしたが、国際通信事業は入金ベースの案件に業績が左右されるようなのでやや注意が必要でしょうか。メディカル&ヘルスケア事業は2023年第1四半期に開業予定の人間ドック/健診センターで今後の伸びにも期待できそうです。

保有株式は持続方針です。

最近の主な売買

イー・ガーディアン

決算発表を受けて保有株式全数(100株)利確。(+14千円)

デクセリアルズ

決算発表を受けて保有株式全数(100株)不本意(理由は上述)な利確。(+約1万円)

プレミアグループ

決算発表を受けて新規に100株購入。

アライドアーキテクツ

決算発表を受けて新規に400株購入。(8/12の夜間PTSで最高値で買ったのは自分です💧)

今後の決算発表予定

  • 09/14 ギフトHD 2022年10月期 3Q